2019年8月6日、JR四国の新しい特急形気動車・2700系が営業運転を開始しました。キハ187系以来、久々の登場となった制御付き自然振子装置搭載の新鋭特急車です。デザインコンセプトの『ネオ ジャパニズム』は2600系と共通で日本の伝統意匠をアレンジしています。うずしお7号は高松駅を発車し予讃線と別れて高徳線へ。2700系の特徴である振子装置を用い、カーブも高速で通過。穏やかな風景の中を駆け抜け、大坂峠を越えると徳島県。鳴門線が合流し、レンコン畑を眺め、吉野川を渡ると徳島線が合流し徳島に到着します。折り返し、うずしお10号となり徳島駅を発車、高松に戻る運用。先ほど通った鉄路を足取りも軽く山越え。対向列車と次々にすれ違いつつ高松を目指します。往路と停車パターンが異なるのも興味深いものがあります。2700系は今後、2000系を置き換えてゆく計画で土佐くろしお鉄道や岡山までの運転も設定。令和元年に登場した新形式振子気動車、活躍開始の貴重な記録をぜひお楽しみください。 ■撮影日 2019年10月9日 快晴 ■撮影車両 3007D 特急うずしお7号 高松~徳島 3010D 特急うずしお10号 徳島~高松 2020年1月21日発売 収録時間:本編145分