ありがとうキハ66・67形!YC1系との最後の競演! 2021年6月30日、キハ66・67形の運用が終了しました。1975年の山陽新幹線博多開業と同時に筑豊・北九州地区の新幹線連絡輸送列車として運用を開始。2001年からは長崎地区に活躍の場を移し、登場から46年もの長きに渡って走り続けました。YC1系は2020年に運用が始まったハイブリッド気動車で、JR九州初の蓄電池を搭載したディーゼルエレクトリック車両です。キハ66・67形と比べて燃料消費量を約20%削減しています。 本作は4Kカメラで撮影した、YC1系(快速シーサイドライナー 佐世保~長崎)とキハ66・67形(区間快速シーサイドライナー 長崎~佐世保)の前面展望を収録しました。 まずYC1系に乗車して佐世保を出発。ディーゼルエンジンで発電してモーターを駆動するディーゼルエレクトリック車両らしく、通常はほぼ一定のエンジン音を響かせますが、蓄電池のアシストが入ると途端にエンジン音は消え、電車に乗っていると錯覚するほど静かに走ります。途中、キハ66・67形とすれ違う場面は世代交代を感じさせます。大村駅が近づくと、建設途中の九州新幹線西九州ルートを眺めることができます。高架化し新駅舎となった長崎駅に到着後、キハ66・キハ67形(ハウステンボス色)に乗り換え、折り返し佐世保を目指します。往年の気動車らしく力強いエンジン音を唸らせながら走ってゆきます。南風崎駅でキハ66・67形同士が警笛を鳴らしながらすれ違う様子は、互いのこれまでの働きを労うようです。沿線では引退を惜しむファンが思い思いに写真撮影している姿も伺えます。映像特典には、 筑豊地区で活躍していた頃のアーカイブ映像、走行シーン、最終日の様子を収録した「キハ66・67形の歩み」、大村線の車窓を抜粋した「大村線の車窓」を収録しました。 ■撮影日 2021年6月21日 晴れ ■撮影車両 YC1系 快速シーサイドライナー 3223D 佐世保~長崎 キハ66・キハ67形 区間快速シーサイドライナー 4232D 長崎~佐世保 2021年9月21日発売 収録時間:本編240分+映像特典20分