【4K/8K60p撮影で映し出す 極彩色の四季高野山】 2004年「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録された高野山。平安時代のはじめに弘法大師空海が開山して以来1200年の歴史を持つ。標高1000m級の峰々に囲まれた高野山は、真言密教の聖地として数え切れぬ人々の祈りと修行の場所となっている。 本作品は水墨画のような極寒の冬から、色彩豊かな秋まで、一年を通し高野山の四季を収録。雪景色の凜とした空気のなか根本大塔内陣には、胎蔵大日如来を中心とした立体曼荼羅を作り出し、荘厳な世界が広がる。火の弾ける音と立ち上がる煙のもとでは、人々の祈りを込めた密教独特の護摩供が行われる。まだ夜も明けぬ早朝の奥の院では、永遠の瞑想に入った空海のため、食事を届ける生身供が毎日続けられている。遅い春が訪れると山内の随所に満開の桜が見られ、金剛峯寺の山門に通じる橋のたもとの八重しだれ桜が、訪れる人々を優しく迎え入れる。金堂ではきらびやかな袈裟を身にまとった僧侶たちにより、厳格な法会『庭儀曼荼羅供』が執り行われる。お盆の頃には切子灯篭が祖先の霊を迎え、毎年8月7日から1週間行われる法会『不断経』の独特な節を付けた経が山内に響き渡る。木々が色付き高野山全体が色彩を帯びた頃、青空を背景に絶景の紅葉が見られる。澄んだ空気に包まれた紅葉と古 刹のコントラストが訪れた人々を幻想的な世界へと誘う。歴史ある高野山の美しい四季を最高の映像と音でお楽しみください。※本作は4K/8Kで撮影した映像をSD60iにダウンコンバートして収録しています。 2022年11月21日発売 収録時間:60分