大原と上総中野を結ぶ26.8kmのいすみ線を運営している第三セクター事業者のいすみ鉄道。都心部からほど近く、のどかな沿線風景が広がるローカル線として人気で、土休日には国鉄形車両を用いた観光急行列車も運転されている。一般形気動車・キハ52 125と急行形気動車・キハ28 2346の2両編成の急行列車は、これまで多くの鉄道ファンに懐かしい列車の旅を届けてきた。キハ28 2346は最後のキハ58系車両として2013年3月からいすみ鉄道で活躍してきたが、2022年11月で定期運行を終了した。本作では引退前の10月に乗車し、展望撮影を敢 行した。いすみ鉄道の拠点・大多喜駅を出発した列車は、キハ52を先頭に普通運用で上総中野へ。小湊鐵道と接続する上総中野に到着した後は、今度はキハ28が進行方向となり再び普通として大多喜へ。大多喜からは急行となり大原へと向かう。列車は、カーブや勾配・夷隅川を何度も渡り、緑深い房総の自然が広がるいすみ線をひた走る。駅や沿線には引退が近い国鉄形車両を記録すべく多くの鉄道ファンが集まった。国吉では、地元の温かい歓迎を受けながら列車交換を行い、留置されているいすみ206・久留里線で活躍したキハ30 62を横目にのんびりと進む。大原到着後は、再度キハ52を先頭に急行として大多喜まで折り返す。映像特典は、キハ28 2346の運転席上部から運転士の手元を映した運転操作映像などを収録。さらに、車両形式紹介、入換・回送展望、過去のアーカイブやラストランの様子などを収録。2022年11月に定期運行を終了し、最後の国鉄急行形気動車となったいすみ鉄道のキハ28 2346。城端線・氷見線・高山本線などでの活躍を経て、房総の地で終着を迎えた力強い走りをいすみ線全線で収録した国鉄車両ファン必見の作品である。 映像特典:・運転操作映像 ・車両形式紹介 ・入換時の展望映像・ありがとうキハ28 2346 2023年2月21日発売 収録時間:本編120分+特典60分