夏井川渓谷と阿武隈高地を越えて,、浜通りから中通りへ キハ110系気動車の旅 磐越東線は福島県浜通りの平駅(現:いわき駅)と中通りの郡山駅を結ぶ路線として1917年に全通した。もともとは平駅と郡山駅を結ぶ計画であったためその頭文字をとって平郡線と呼ばれていた。敷設工事は平駅側(平郡東線)と郡山駅側(平郡西線)から始められ先行して開業。最後にそれぞれが連結され、全通を機に磐越東線と改称することになった。JRの路線としては珍しく福島県内のみの路線で「ゆうゆうあぶくまライン」の愛称が付けられている。春の陽気に包まれ桜満開の頃、留置線よりいわき駅ホームに入線してきたのはキハ110系気動車2両編成。いわき駅を出発し、間もなく常磐線とも離れ大きく右折し向きを北に変える。 沿線のいくつかの駅ではかつて炭鉱やセメントの機関車、貨車が行き交った記憶もある路線である。小川郷駅を出ると夏井川渓谷沿いを上る。やがて阿武隈高地に達し夏井駅へと到着する。夏井千本桜が満開を迎えこの期間中は列車も徐行・観光運転となる。やがて郡山盆地へと下っていくと沿線の主要駅である三春駅へ。舞木駅を過ぎ、阿武隈川を渡ればやがて右 手上方に東北新幹線、そして最後は東北本線と合流し福島県中通りのターミナル駅である郡山駅へ到着する。 撮影日:2023年4月13日 晴れ 撮影列車: いわき発郡山行き 普通737D 編成: ←キハ112-101 キハ111-101 郡山方→ 2023年9月21日発売 収録時間:140分