福島県の会津若松と新潟県の小出を結ぶ只見線は、国内有数の豪雪地帯を走る路線だ。車窓からは白く染まった絶景が楽しめ、国内外からの観光客が多く訪れている。また、福島・新潟県境は並行する国道が冬季通行止めになるため、只見線が唯一の交通手段となる。
会津若松を出発したキハE120形は、会津盆地を半周するように走る。会津坂下を過ぎると山間部に入り、沿線には雪が見られるようになる。会津坂本からは、只見川に沿うように走り、列車は山の奥深くへと進む。只見線有数の絶景地「第1只見川橋梁」を渡り、しばらくは只見川と雪景色を見つつ走る。会津川口から只見までは、2011年の新潟・福島豪雨で被災し2022年10月に復旧。真新しい橋梁が被害の大きさを物語る。作品では只見から先は車掌が乗務するが、ダイヤ改正により只見以南もワンマン運転になったため、今となっては見られない光景だ。只見からはいよいよ県境越えに入り、集落もほとんど無い秘境へと入る。2013年に廃止となった田子倉駅跡を過ぎると、JRの非電化路線では最長の六十里越トンネルの間で新潟県に入る。新潟県でもうずたかく積もった雪景色が広がり、豪雪地帯であることを実感させる。辺りは薄暗くなり、雪に覆われた田園地帯を走ると列車は終点・小出に到着する。
※運転士喚呼は収録しておりません。
※会津川口駅と只見駅にて停車中の映像を一部カットしています。
撮影日:2024/3/11 天候 晴れ
撮影列車:普通 427D キハE120形
編成:会津若松← キハE120-4+キハE120-5 →小出
2024年12月21日発売予定 収録時間;252分