■1999年発売「JR奈良線・桜井線」の逆方向、新撮ニューバージョンの運転室展望 本作品は高田〜奈良間の「桜井線」と奈良〜京都間の「奈良線」の二路線を収録した作品です。 桜井線は奈良県内の高田〜桜井〜奈良の大和路を結ぶ路線で、沿線には名所や史跡が多く点在し、車窓からは三輪山や大和三山が望めます。また、京終(きょうばて)、帯解(おびとけ)、櫟本(いちのもと)、巻向(まきむく)、畝傍(うねび)等、名前の読み方が難しい駅が多いことでも有名な路線です。桜井線では105系のワンマンカーによる運転室展望です。収録車両はクモハ105ですので、モーターの唸りもお楽しみいただけます。 奈良線は奈良〜京都までの二大古都を結ぶ路線です。本作品では221系の「みやこ路快速」による運転席展望です。沿線にある宇治市の平等院などへの観光や、折り返し電車の始発駅の城陽市など、京都府南部地域からの通勤通学の役割を担う路線となっています。 奈良線は1984年(昭和59年)に電化されて以来、利用客が著しく増加した路線です。前作の「JR奈良線・桜井線」では快速電車は日中1時間に一本の運転、また車両も元東海道本線の「新快速」に使用されていた117系でしたが、現在では日中毎時二本の運転になり、車両もより乗降の便利な、221系が使用されています。「みやこ路快速」は日中に運転される快速電車に付けられた名称で、朝夕には、「みやこ路快速」替わって、「快速」と「区間快速」が運転され、「みやこ路快速」とは停車駅が異なります。 両線共、沿線の変化がめまぐるしく、特に奈良線では前作に比べると、当時工事中であった京都〜JR藤森と宇治〜新田の複線化が完成、またJR藤森駅とJR小倉駅の新設、宇治駅新駅舎と構内改良工事完成、城陽駅折り返し設備共用開始、線内全駅の行き違い設備新設等、より近代化された様子をご覧になれます。 当日、収録列車は団体臨時列車運行の為、定刻より2分程度の時刻変更を行っています。どこで、どんな列車と行き違うかは、見てのお楽しみです。 【収録内容】 ■運転展望 桜井線 高田ー奈良 105系 クモハ105 奈良線 奈良ー京都 221系 クハ221 (奈良ー木津間は関西本線) 撮影日 2007年5月22日 天候 快晴 ■走行シーン 沿線の走行シーンを収録しています。 2007年9月26日刊行 作品時間:115分