■霊場高野山の中腹、極楽橋駅から大阪ミナミの拠点、なんばへ 山岳風景から大都会の景色への変貌を特急「こうや」にてお楽しみください。 南海高野(こうや)線は、その名の通り、大阪なんばより、和歌山県の霊場「高野山」を目指すべき敷設された路線です。終点の極楽橋では、鋼索線(高野山ケーブル)に連絡し、山上の高野山駅へと誘います。 現在では沿線の宅地開発にともない、高野山への観光路線の他、通勤・通学の大動脈の機能も持ち合わせ、南海本線と共に南海電鉄の中心的路線となっています。 本作ではもその中でも高野山の中腹、極楽橋駅を始発とし、なんば駅へ向かう、全車座席指定の特急「こうや」(30000系)の運転室展望映像をお届けします。山岳風景から、都会の風景へ変わり行く様子をご覧下さい。 さらに鋼索線(往復)と汐見橋線(岸里玉出〜汐見橋)の各駅停車も合わせて収録しています。この汐見橋線は実は通称で、正式な線名は高野線です。汐見橋駅を起点とした高野線は岸里玉出駅で本来は南海本線をクロスするのですが、高架化された現在では、直通可能な線形になっておらず、岸里玉出駅から汐見橋駅間を各駅停車が折り返すのみとなっています。 また、なんば駅から岸里玉出駅までは南海本線と平行して高野線専用の複線が敷かれ、路線別の複々線の形態になっています。そのため、高野線の全列車が、必然的になんば駅を始発・終点として、運行されています。籍上は南海本線に属する、なんば駅〜岸里玉出駅間ですが、高野線用のみにホームが設置され、南海本線にはホームが無い、今宮戎駅や萩ノ茶屋駅が設けられており。ホームが無いながら駅の籍は南海本線という、複雑な形態になっています。 南海30000系電車は、高野線用の特急専用車として、1983年に登場しました。前面2枚窓、流線型のフォルムは先代の特急車20000系のイメージを踏襲しています。4両固定編成で、なんば〜極楽橋間の特急「こうや」の他、なんば〜橋本間の特急「りんかん」にも使用されています。共に全車座席指定制の有料特急とし、快急や急行とは格別のサービスを提供しています。 ■列車情報 ○高野線 30000系 4連 撮影:2009年8月27日 天候:晴天のち薄曇り 列車番号:0804レ 極楽橋 12:00発 特急「こうや4号」 極楽橋〜なんば ●停車駅 極楽橋・橋本・林間田園都市・河内長野・金剛・堺東・天下茶屋・新今宮・なんば ○汐見橋線 撮影:2009年8月27日 天候:薄曇り 列車番号:5040レ 岸里玉出 15:25発 2200系 岸里玉出〜汐見橋 ○鋼索線(高野山ケーブル) 撮影:2009年8月27日 天候:快晴 列車番号:7831レ 極楽橋 10:28発 コ21形 極楽橋〜高野山 列車番号:7834レ 高野山 10:36発 コ21形 高野山〜極楽橋 【収録内容】 ■運転展望 ○南海30000系電車 特急「こうや」運転室展望 高野線(極楽橋〜なんば) ■運転展望 ○南海2200系電車 運転室展望 汐見橋線(岸里玉出〜汐見橋) ■走行シーン ○沿線走行風景 特急こうや、特急りんかんに使用される30000系、31000系の沿線走行シーン 2009年12月16日刊行 作品時間:111分 ■おことわり ディスク記録層の一層目と二層目の切り替わる瞬間、一時的に音声。映像が途切れる場合があります。これはDVDの仕様の為、不良品ではございません。 (通常は停車中など、目立たない部分に切替点を設けています)