JR江差線を転換した道南いさりび鉄道 ゆっくり のんびり「ながまれ号」でゆく旅 2016年3月26日、北海道新幹線とともに開業した第三セクター・道南いさりび鉄道。新幹線の平行在来線としてJRから分離された旧・江差線を引き継いだ路線だ。全区間交流電化されているが、価格が高い交流電車は導入せず、JR北海道から譲り受けた9両のキハ40形で旅客営業を行う。うち2両は苗穂工場で改造された観光ツアー対応車両、地域情報発進列車「ながまれ号」だ。札苅~木古内に存在する20000/25000Vの交交セクションにも対応できるEH800形が牽引する貨物列車の通過は経営にも大きく関与する。また五稜郭~函館は、ひと駅だがJR函館本線に乗り入れる。 旅の起点は函館駅。一駅、函館本線を走り、五稜郭から自社路線に入る。上磯までは本数も多いが、上磯~木古内はローカル色が濃い区間となる。その代わり沿線の風景は抜群だ。かつて電化に際し、断面が小さかったトンネルはすべて電化に対応した新トンネルとなっており、かつての痕跡も見られる。EH800牽引貨物車とのすれ違いも見どころ。列車はおよそ1時間で北海道新幹線/JR海峡線との接続駅・木古内に到着する。木古内からは 函館行きで折り返し。上り列車とは異なる視点で沿線風景を楽しめる。ブルーレイ版には函館運転所での「ながまれ号」の形式紹介と、津軽海峡を望む区間の車窓風景を収録予定。 撮影列車 127D 木古内〜函館 10:13〜11:13 / 124D 函館〜木古内 13:29〜14:33 2016年9月21日発売 収録時間：本編120分+特典8分
