今 明かされる立山砂防軌道トロッコの全て立山砂防のトロッコは、砂防工事の人員と物資を最前線の工事現場である立山カルデラに輸送する最適かつ先端 的な方法として、大正15年に発案・計画されたもので、難工事の末、千寿ヶ原から白岩までの間、インクラインをは さんで昭和6年に開通しました。以来、急峻・急傾斜の悪条件の中、さらに、落石・土石流・雪崩等の被害に遭いな がらも先人達のたゆまぬ努力により維持され、砂防事業に関わる人員・物資の輸送の大動脈として今日に至って います。 このように大規模な工事用の施設が長期間保たれているシステムは全国的にもなく、また、連続18段ものスイッチ バックは世界でも類をみないもので、立山砂防のトロッコの大きな特徴のひとつとなっています。 軌道を用いるトロッコは、重量物を大量かつ安全確実に輸送できる点で自動車輸送に優れる利点を持っており、人 員と資材の輸送のため、また、工事期間中を立山カルデラ内で暮らす人々の生活物資輸送路として、立山の砂防 にとって不可欠なものとなっています。今回は、立山砂防軌道の紹介・解説、立山砂防トロッコの1日を収録しまし た。 ■全収録時間2時間50分 ■立山砂防軌道の紹介・解説 ■立山砂防トロッコの一日を紹介(撮影日6月1日〜6月3日) 朝の整備点検後に車両基地から出発し、砂防軌道トロツコを体験 運行区間…千寿ヶ原〜水谷延長…17.7km軌道連絡所…6カ所橋梁…20カ所所要時間…約1時間45分 標高差…640mトンネル…12カ所スイッチバック…38カ所最急勾配…1/20軌間…610mm 樺平の連続18段のスイッチバックも完全収録 ■千寿ケ原〜水谷出張所の前方展望、走行シーン、働く人々、各連絡所、砂防堰堤を紹介 ■空撮(ドローン)により砂防堰堤などを紹介 ■大谷橋の架工事(撮影日2016年4月22日) 毎年冬場に撤去した橋をトロッコの運行が始まる前に架工事する様子を収録 ■上山式(撮影日2016年5月23日) 約5ヶ月間に渡り、立山カルデラの最前線という厳しい環境で働くことになる水谷出張所職員及び工事関係者、さらに地元の 児童代表が集まり、毎年行われる上山式を収録 ■写真は一部イメージです。場所・時間が収録内容と異なる場合がございます■本シリーズは各鉄道会社のご協力のもとに撮影しております■喚呼および走行音、車内音で一部差し替え等している場合がございます■撮影時の天候と機材の関係により、明暗バランスの乱れがある箇所がございます ■運転室内のノイズ音、正面ガラスの写り込み、汚れ、振動や反射等による映像の映りこみ、水滴などがある場合がございま すが、臨場感を損なわないよう、そのままの状態で収録しております。ご了承いただけますよう、お願いいたします。■本商品は片面2層ディスクです。再生中1層目から2層目への切換時に一瞬映像・音声が止まる場合がございます。ご了承ください。 協力 国土交通省 北陸地方整備局 立山砂防事務所 2017年2月21日発売 収録時間:本編約170分