近鉄南大阪線・吉野線にデビューした新型特急 豊かで上質に演出された大人な旅を楽しむ 2016年9月10日に運転を開始した近鉄の観光特急『青の交響曲(シンフォニー)』。通勤形車両である6200系のひと編成を改造し形式名を変更してデビューした16200系3両編成を用いて運転される。水曜日は運休するが、水曜以外は一日2往復、大阪阿部野橋と吉野を結んで走る。紺色の車体に金の帯が高級感を醸し出す。車内だけでなくドアや窓なども大きく改造されているのが特徴だ。車内ではスイーツやワインを楽しみつつラウンジでゆったりと過ごせるなど 質な大人の旅を演出している。 列車は10時10分に大阪阿部野橋を出る第1便。あべのハルカスの直下、大阪阿部野橋を出て南大阪線を下る。多くの遺跡が残る歴史ある土地を走り、果樹園などを見つつ峠を越えれば奈良県。橿原神宮や明日香村の古墳など、やはり歴史を感じさせる土地だ。丘を越え、吉野川を渡り、山あいに分け入ると、まもなく終点の吉野駅に到着する。上り勾配が中心の路線で動力車での展望映像はモーター音も魅力だ。 展望撮影日 2016年11月29日 2017年3月21日発売 収録時間:本編85分