最大の両数を誇り通勤電車の代名詞的な存在である103系電車。 シンプルな構成の同車にあって、長年の変化によるバラエティや見どころ、またそのルーツを語ります。 103系は昭和38年に山手線に試作車が初めて登場して以来、首都圏、関西の各路線はもとより、東北地区、名古屋地区、関西地区、山陽地区、更には北九州地区にもその勢力は広がりました。通勤車両という性格上、カラフルな塗色を除けばほとんど飾り付けのない風貌は、これまで注目を浴びることも少なく地味な存在だったと言えましょう。 今にち、世代交代が進み、目に見えて数を減らすようになった彼らですが、体質改善工事や延命工事などを受けて再び第一線に返り咲いたり、或いはワンマン化改造を受けて編成を身軽にし、地方路線に新しい活路を見出す車両たちもいます。 本作は3400両を超える大量増備により、大都市の通勤輸送を支えてきた103系電車について、その歩みと現在の姿を追ってみました。 ■主な収録内容●オープニング〜開発の経緯・前身101系の登場、101系と103系の相違点 ●形式紹介 クモハ103形・クモハ102形・モハ103形・モハ102形・クハ103形・サハ103形 ●JR東日本での活躍 中央・総武緩行線、仙石線、青梅線、南武線、川越線、京葉線、武蔵野線、鶴見線、常磐線・成田線 ●105系への改造 紀勢本線、和歌山線、可部線 ●関西地区・山陽地区での活躍とリニューアル車 京阪神緩行線、阪和線、関西本線、奈良線、和田岬線、播但線、加古川線、岡山地区、広島地区、大阪環状線 2006年8月10日刊行 作品時間/72分 ※本編映像中、古い映像シーンでは当時からの経年変化で元フィルムが劣化している物があります。予めご容赦ください。 ※ハイビジョン映像は従来の信号方式に変換の上、収録しています。 ※「通常音声(ナレーション・BGM入り)」または「現場音のみ」の選択が出来ます。