1989年、JR四国・2000系気動車の試作編成としてデビューしたTSE(Trans Shikoku Experimentel)。制御付き自然振子式車両、しかも気動車への搭載による営業運転は世界初となった。こののち制御付き自然振子式は全国に広まり、絶大な時間短縮と乗り心地改善というダブルの効果を生み出した。在来線の高速化に大きく寄与した革新的な車両・TSEだが、2000系量産車の増備や8000系導入後、土讃線系統から予讃線系統へと移り、松山〜宇摩島特急宇和海での運用を主としている。今回は宇和海の運用を4K撮影で往復。犬寄峠・夜昼峠・法華津峠を越え、最高速度120km/hで予讃線・内子線を駆け抜ける。急勾配、急曲線をものともせず、山あいにエンジンを響かせ、車体を傾けて驀進する姿は圧巻の一言。全ての鉄道ファンに贈る、世界に誇る日本の鉄道技術の結晶・TSEの記録! ■撮影日 2017年7月25日 天候 晴れ時々曇り■撮影列車 1057D(特急宇和海7号)松山→宇和島 TSE2001(カメラ設置)・2201・2101 1062D(特急宇和海12号)宇和島→松山 TSE2101(カメラ設置)・2201・2001 2017年11月21日発売予定 収録時間:本編150分