■旧国鉄形113系が活躍するローカル線展望 草津線は東海道本線の草津駅から関西本線の接続駅、柘植(つげ)駅を結ぶ、36.7Kmの路線です。 江戸時代に整備された旧東海道は草津からは東海道本線から、大きくそれ、草津線沿線に沿ってゆくのが、本来のルートです。 その旧東海道の面影残る田園風景から山際を走る風景まで、短いながらも変化に富んだ展望映像をお楽しみいただけます。 現在の草津線は、朝夕の京都直通と日中は線内折り返しの普通列車のみが走る線区ですが、東海道線と関西線を連絡する役割により、かつては、京阪神地区から、伊勢方面へ向かう優等列車も運転されていました。 国鉄時代末期には、急行「志摩」(京都〜伊勢市・鳥羽)や草津線・関西本線経由の急行「平安」(名古屋〜京都)などが運転されていました。 また、現在でも同様の理由から、修学旅行臨や団体専用列車の入線もあり、単調になりがちな線区に変化を与えます。有効長の長い駅構内はそれらの入線を予感させるものとなっています。近年では、最後の113系が中心的存在で活躍する路線として、脚光を浴びつつあります。撮影時点では外板塗色も旧国鉄色から、JR西日本標準色、さらに大変評判の悪い、単色地域色(緑色)と多彩な色合いで、走行する姿が見られました。 ■列車情報 撮影:2012年8月24日 天候:曇り時々晴れ ○草津線上り 5340M クハ111-5715 4両編成 ○草津線下り 5355M クハ111-5765 4連編成 【収録内容】 ■運転展望 ◎113系近郊形電車 運転室展望 草津線 草津〜柘植・柘植〜草津■走行シーン ○沿線走行風景 沿線走行風景を紹介します。 2012年11月9日刊行 作品時間/93分