わが国の交流電化発祥の地であるJR東日本・仙山線。仙台と山形の両県庁所在地を直結する重要路線でもあります。県境には全長5361mの仙山トンネルが口を開け、中央部をサミット(頂上)として東西に33‰の勾配・半径250mの急カーブを有する厳しい峠越えとなっています。この山岳路線を普通列車と快速列車で往復、4K撮影 によって高精細に記録しました。 仙台からの峠越えに挑む普通列車はE721系1000番台。都市化も進む中、山屋敷トンネルをサミットに25‰の勾配で広瀬川の谷間に出ます。愛子から本格的な山越えへ。機関区跡も残る作並から山寺までが東北初の電化区間です。仙山トンネル内の面白山信号場を経て33‰の勾配を下り、芭蕉も句に詠んだ立石寺そばを通過。下り切ると羽前千歳で奥羽本線に合流。標準軌の同線と並走し、霞城公園の桜を愛でつつ山形に到着します。仙台に戻る快速列車は2連のE721系0番台の4両編成。面白山への勾配を逆に走ると往路との違いが分かります。 ◆撮影日:2018年4月13日 天候:曇り一時雨のち時々晴れ *プライバシー保護・保安上の観点から映像・音声を一部修正しています。 *車内音を収録しています。運転士の喚呼や無線は収録していません。 JR東日本商品化許諾済 2018年8月21日発売 収録時間:本編168分+映像特典5分 DVD2枚組